私は鶴見中尉殿に金塊を手にしてほしい。

 

 

 

今週のゴールデンカムイがやばすぎた。

 

特別尾形が好きというわけではないが、あれにはやられた。ずるい。尾形ぁ……。なんと言っていいのか分からないがなにかを書きたい。しかし、私の尾形への造詣が浅すぎる。妹と「尾形は行動原理が不明だからキライ」という意見で一致し、盛り上がったことがある。ごめん尾形。いや、今まで心の内を明かさなかったお前も悪いよ、尾形。でも、尾形は猫ちゃんだもんね……。そんなペラペラ喋らないよね猫ちゃん……。

 

ところで、ゴールデンカムイを読んだのは、熱烈な読者である友人に勧められたのがきっかけだった。私は線が細くキラキラした絵柄の漫画を好んでおり、今までに触れたことのなかったジャンルのこの漫画を毎週最新号を追うまでにどハマりしたのは、ひとえに鯉登音之進くんという魅惑的なキャラクターに落ちてしまったからである。

 

音之進……もう名前だけでも可愛い。そんな鯉登音之進くんを推すとは夢にも思わなかった。なぜなら彼は色黒で明るく健康的な青年だからだ。私が今まで好きになったキャラクターは、色白で暗く心or身(もしくは両方)が不健康だった。ただ一点共通点があるとしたら、それは「美形」というところだろう。私は美形に弱い。

 

(そういえば以前にも鯉登音之進くんへのことを書きましたね。)

elly-monologue.hatenablog.com

 

 

 

だからというわけではないが、私は鯉登音之進くんが所属している第七師団に金塊を手にしてほしいと思っている。第七師団というか、厳密にいうと鶴見中尉殿に。

 

なぜかというと、作中に登場する派閥のなかで最も会社を爆破してくれそうなのが鶴見一派だからだ。鶴見中尉殿に「会社が嫌で……」と相談したら、「それなら爆破しようか?」と返してくれるだろう。そして、有坂閣下から爆薬などを調達し、部下を集めて弊社に向かってくれる勢いがある。作中の他の人物はおそらくこんなことはしてくれない。杉元くんは親身になって相談に乗ってくれるだろうし、土方さんは的確なアドバイスをくれそうだ。しかし、「会社が嫌」となったときに一番してほしいこと、それは『爆破』ではないだろうか。そして、鶴見中尉殿はそのことを言わずともその道を選択してくれるだろう。そう、愛です。

 

物語が進んでいくうちにだんだんと鶴見中尉殿の行動原理が明かされてゆくが、「最も会社を爆破してくれそう」というキャラはブレない。もう鶴見中尉殿にすべてを託すしかないのではないか。私は託すぜ、鶴見中尉殿に。