黒髪・ショート・前髪なし

 

 

 

幼少期はずっとロングヘアーだった。最短でも肩のあたりの長さを維持し続けていた私が、紛うことなきショートヘアー、しかも黒髪・ショート・前髪なしというスタイルになったこの2年弱の経緯を書いていきたい。えいやっ! と思い切ったのではなく、かなり理詰めに計画し、今のスタイルに帰結した。

 

 

パーソナルデザイン診断

パーソナルデザイン診断をご存じだろうか? ご存じでない方はググっていただきたいのだが、ざっくり説明すると、似合うファッションの傾向を診断してくれるものだ。そこで私はファッショナブルタイプと診断された。まあとにかく派手で強めのものが似合うタイプとご想像いただきたい。アナリスト曰く、「髪型はシシド・カフカさんみたいにスーパーロングヘアーかショートヘアーが良」とのことだった。

その時の私は、茶髪・セミロング・前髪ぱっつんだった。幼い頃より長めのヘアスタイルで、ショートヘアーに憧れていたものの、挑戦したことがなかった。パーソナルデザイン診断を機にショートヘアーにしてみることにした。

 

 

 

美容院選び

ここで重要になってくるのが美容院選びだ。現在も通っている美容院はショートヘアーを決意する前からの行き付けだが、自分に合う美容院を見付けるまで一苦労した。とはいえ、決定打はホットペッパービューティーのヘアカタログだった。とても気に入って通っているので、見付けるコツを書いていく。

ホットペッパービューティーで「通える範囲内で最も栄えている駅」を選択し、ショートヘアーのヘアカタログを「人気順」で検索、その中から好みのヘアスタイルを吟味。いくつかピックアップしたら、あとは金額だったりサロンの雰囲気などからお好みの美容院に予約を入れる。できれば、美容師を指名する。

「通える範囲内」というのはわりと重要だ。行くのが億劫になってしまうから。私だけかもしれないが。「栄えている駅」というのは、都会の美容院のほうが競争率が高く、切磋琢磨していそうという、ただのイメージである。

ヘアスタイルを判断する基準だが、ショートヘアーのバックスタイルを載せている美容師はカットの技術にかなり自信があるという噂がある。カットの腕が確かな美容師を探す際、参考にしてもらいたい。このポイントで私は良い美容師に出会えた。美容院選びというか美容師選びが重要かもしれない。

ショートカットが得意と豪語している美容師にそれまでずっとセミロングにしてもらっていたのだが、初めて「ショートヘアーにしてください。お任せで」とオーダーした時、美容師が生き生きし始めたのを感じ取った。今までセミロングにしていてごめんよ。ショートカットが得意な人だったので、完全にお任せした。自我を出すより良い感じになったよ。

ここで私は茶髪・ショート・前髪ぱっつんとなった。

 

 

 

眉サロン

なんとなく眉サロンに通うようになった。前髪がぱっつんで隠れるのため眉を疎かにしていたが、 “正解” の眉を知りたいと思ったからだ。「流行に左右されない、骨格に合った眉にしてください」とオーダーした。結論から申し上げると、眉でめっちゃ顔が変わる。おすすめ。眉に自信が付き、「前髪……伸ばして、おでこを出してみようかなっ♪」という気持ちになった。これが次のステップへのきっかけとなった。

 

 

 

顔タイプ診断

またしても診断系。察しのよい読者はもうお気付きだろうが、私はイメージコンサルティングにハマっている。顔タイプ診断というのはその名の通り顔の系統を診断してくれるものだ。詳しくはググってほしい。

そこで私はソフトエレガントタイプと診断された。端的に説明するとコンサバティブな服装が似合うタイプだ。私はカジュアルな服装が好きなので、どうにかならんのかと相談したらば、「フレッシュ、クールカジュアルタイプに寄せることが可。これでカジュアルもいける」とのことだった。そんなことできるんだ。便利だね。

この時は耳下あたりの長さのショートヘアーだったのだが、「耳下のその髪、切ってしまってもいけるで。あと前髪を伸ばすともっとええで」みたいなことを言われた。

 

 

 

こうして『黒髪・ショート・前髪なし』になった

ここまで書いて、「そういえばどうして黒髪になったんだっけ」と思い返すと、美容院で「暗めの髪色にしてください」とオーダーしたら、暗めというか黒めになったという、完全に偶然の産物だった。黒髪が重めに感じるタイプだったので、ずっと茶髪にしていたが、ショートヘアーにしたらあまり気にならなくなった。 “黒” の占める範囲が小さいからですかね。

というわけでタイトルにある通り、黒髪・ショート・前髪なしの人間が誕生した。アナリストの後押しと美容師の手によって満足なヘアスタイルになり、とても気に入っている。髪質によるのかもしれないが、私の場合はブラッシング&オイルのみでセットが完了するので、楽なのもよい。参考になるか分からないが、ヘアスタイルを変える際の何かになれば幸い至極。