日記(2021.12.8-9)

 

 

 

午前2時に目が覚めた。

ゴールデンカムイ』の最新話を読もうとヤンジャンのアプリを開き、今日がまだ水曜日であることに気付く。

ヤングジャンプの発売は明日だ。

 

 

 

昨年買ったダウンジャケットはなんの面白みもないベージュ色をしている。

購入した当時のことを思い起こす。

そういえば、明治陸軍の三八式外套みたいでよい、と気に入って買った。

 

ダウンジャケットは暖かい。

ダウンジャケットは軽い。

ダウンジャケットは優しい。

ダウンジャケットは人間の叡智の結晶。

 

このダウンジャケットを入手するまで、ダウンジャケットを避けていた。

スタイリッシュさのない、もこもこしたデザインがあまり好きではなかった。

はやくダウンジャケットを着ればよかった。

 

 

 

木曜。

 

昼休みは尾崎豊のアルバム『街路樹』を聴きながら、机に突っ伏していた。

このアルバムのよさは、最近になって分かった。

 

尾崎が “10代の教祖” でなくなった20代に作った曲を心から理解できるようになったのは、働くようになってからだ。

 

いつのまにか尾崎が亡くなった26歳を越えてしまった。